最近、2人組アーティストユニットが多い①

Janet Cardiff & George Bures Miller

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最近知ったアーティストなのだが、数多くの芸術祭に参加しており、かなり大御所のようだ。自分の知識の浅さを痛感した。

 

「音」を用いた独創的な作品は、見るものを現実離れした空間へと誘う。

 

Allora & Calzadilla

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本などで目にする機会が滅茶苦茶多い。

40億年以上前の石をめぐって、コミュニケーションや音楽の起源を探求する『Lifespan』は、大阪の国立国際美術館が日本で初めてコレクションしたパフォーマンス作品。

地球外知的生命に向けてメッセージ送り続けるアレシボ天文台を、絶滅の危機に瀕したオウム目線で語られる『The Great Silence』も見たかった。

 

アプロプリエーション

創作の世界では、盗作問題についての様々な議論が度々交わされている。

現代美術の表現技法のひとつとして、自らの作品の中に過去の著名な作品を取り込む「アプロプリエーション」というものが存在する。

 

イギリス グラスゴー出身のJonathan Monk│ジョナサン・モンクは、1960~70年代のコンセプチュアル・アートの模倣を通して、美術史に新たな解釈とユーモアを与え、鑑賞者にオリジナリティとは何かを問う。

 

Jeff Koonsというアーティストのアニマルバルーンを模したブロンズ彫刻

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モンクはこの作品の「空気が抜けた」状態を製作した。

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ポール・マッカーシーの彫刻の着ぐるみを着るポール・マッカートニー

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彼の鋭い洞察力と徹底したリサーチは、美術史への敬意があってこそのもの…その点において彼の作品は単なる「パクリ」ではなく「オマージュ」だと言えるのではないだろうか。